
よりあうシンポジウム 第1回
YORIAILab設立1周年記念セミナー
デジタル時代の患者コミュニティと共創
~当事者オンラインコミュニティの価値、課題、そして未来像~
シンポジウム開催の主旨
昨今急速に進む高度デジタル化社会において患者コミュニティのあり方も大きく変化してきています。ヘルスコミュニケーションは従来のアナログ型に加えバーチャル型も普及し、デジタルツールがより活性化した媒体として患者・市民に広く受け入れられるようになりました。医薬品開発に目を向けると、患者参画の議論は急速に発展し、様々な形での実践例が蓄積され始めています。患者の経験をより体系的に収集し、患者のニーズにあった医薬品の開発へつなげる活動が深化しています。いわゆるペイシエントエクスペリエンスデータをエビデンスとして捉え、ヘルスケアの様々なステージにおける意思決定へ活用するためには、患者との共創によるデータ構築の逐次的、持続的実践が必要です。
このような状況を鑑み、近年ヘルスコミュニケーションのツールとして発展してきている「当事者オンラインコミュニティ」の有用性、課題、そして将来をしっかり議論する場を設ける時期に来ていると考え、第1回「よりあうシンポジウム」を開催することにしました。
📌4月15日(火)のランチタイムショートセミナー➡️では、本シンポジウムをより深くいただくための事前セミナーとして「オンラインコミュニティーとメタバース」についてお話しします。こちらも是非ご参加ください。
日時:2025年4月25日(金)15:00🕒~19:30🕢
場所:AP東京八重洲 10階 会議室W
& オンライン(Zoomウェビナー)
現地会場へのアクセス
(JR東京駅、東京メトロ日本橋駅・京橋駅、都営地下鉄宝町駅近く)
☑️18:00🕕からのワールドカフェ交流会は
現地のみの開催です
プログラム
15:10~ 基調講演 浅野 健人さん
大阪大学 医学部付属病院 未来医療開発部
本講演では、デジタル時代における臨床試験の進化と、患者コミュニティの役割に焦点を当てます。患者コミュニティは単なる情報交換の場ではなく、実践コミュニティとして、患者同士が互いに学び合い、医療制度に影響を与える存在へと発展してきました。デジタルツールの普及によりその機能は拡張され、オンライン上での情報共有やエンパワメントが進む一方で、代表性や情報の質などの課題も残ります。特に「PatientsLikeMe」のような国際的事例は、患者中心の医療実現に大きな示唆を与えます。また、患者の主観的経験をデータ化した「ペイシェントエクスペリエンスデータ(PED)」の活用や、患者の通院負担を軽減するDCT(分散型臨床試験)の導入により、患者の声が臨床研究の質を高める可能性が広がっています。今後は、患者を含めた全ステークホルダーが共創により課題を解決し、よりよい医療を共に築く時代が求められています。

16:00~ パネルディスカッション
デジタル社会における当事者コミュニティのあり方、その進化の価値、そこから得られる「患者の声」を活用し、患者と共創するデータの可能性にについて5名のコミュニティ運営者による意見交換を行います。





17:00~ YORIAILab設立記念セミナー
YORIAILabのこれまでの軌跡と活動とこれから実現したい思いを「治験アンバサダープロジェクト」をはじめ様々な活動をリードするスタッフが紹介します。

18:00~ ワールドカフェ交流会 会場:12階会議室F+G
当事者オンラインコミュニティサービス運営者などによるプラットフォーム紹介と様々な立場のみなさんで気軽に交流いただく時間です。🌟飲み物と軽食をご用意しています。

🌏ワールドカフェに出展いただく企業・団体






🍀参加費:
会員(団体賛助会員、個人会員[年会費1,000円より]):無料
治験アンバサダー・YORIAILab学生インターン:無料
患者・患者家族・介護者・介助者・患者支援者:無料
📌現地参加について:
開催会場の都合上、現地参加の定員は60名程度になります。


このシンポジウムの開催にあたっては
こちらの企業・団体より協賛・後援をいただいています
(五十音順に掲載)
協賛
3Hメディソリューション株式会社

株式会社Buzzreach
ミライク


株式会社ピアハーモニー

一般社団法人ピーペック
じんラボ


株式会社ベータトリップ
エンカレッジ


後援